(長くなるのを先に断っておきます)
早いものでもう4月3日
あれから3ヶ月経ったので、まとめたいと思います
今年年明けの1月3日
右手甲を骨折しました
(第5中手骨骨折と言うらしい)
自分の不注意からなってしまった事なのですが、
新年で救急で診てもらった病院によると手術しないと曲がってしまうとの事
手術のために入院が必要との事
新年の仕事始めはもうすぐの時
いわゆる『目の前が真っ暗』になった瞬間でした
手の形がありえない所が出っ張ってきたので、明らかにやった瞬間にマズイとは思ったんですが
みるみるうちに腫れていきました
手のひらまで内出血で紫色になるくらい
これは固定具を外して撮った入院直前の骨折から3〜4日経った頃です
お店、スタッフ、お客様には多大な迷惑をかけながら
受付や電話対応など自分のできる範囲での事しかできず
自分が施術できない間は他のスタッフに担当をお願いする形で指名顧客様にも来店していただきました
骨折から5日後
手術のための、ほぼ人生初めての入院
(インカメラなので左右逆ですが折ったのは右手です)
幸い翌日には帰れるそうです
点滴を打たれながら
手術の時間を待ちます
自分は午前中から入院して昼食を済ませてからの手術だったんですが、なかなか呼ばれず……
より一層、不安と緊張を煽られます
手術なんて小さい時に一度あったけど、ほとんど人生初のようなもので
怖くて怖くて仕方なかったです
そして手術室に運ばれて
(このベッドで天井しか見えない状態で手術台に乗るまでが一番怖い!)
局所麻酔をして約3時間の手術に入っていきました
少し眠くなる点滴をうちながらなんですが全く眠れず
“麻酔”されていても若干の感覚は残っていてチクチク何かされているのがわかるという不思議な感覚
自分の隣には執刀する先生が見ているレントゲン撮影のモニターがあり
自分の骨の映像にプレートとボルトが入っていくのが見えました
手術後は麻酔が効いていて右手の肘から先は全く感覚がありません
何かぶら下がっている感じ
左手で支えると、こんなにも腕って重たいのかと思いました
ちょうど夕食が出されるくらいの時間になるんですが、
麻酔や点滴のせいで少し口にした所で吐き気に襲われ
休み休み時間を置きながら食べ終えました
ちなみにこの入院中に三食病院食を食べたんですが…
まずくはないんだけど…うーん、、、
味気ない感じはしましたね、多分栄養面は考えられてるとは思うけど全体的に薄味だし
夕食を終え、ひと眠りした所
刺すような痛みに襲われ目が覚めました
麻酔が切れたら痛みだすとは聞いてたんですけど、まぁーこれが痛い!!!
ズキズキと延々続きます
夕食後に痛み止めは飲んでるんですが、効果あるのかよ?ってくらい
痛くて痛くて消灯してからも眼は覚めっぱなし
痛みに耐えながらベッドの上で色んな事を考えていました
たった1日の入院でも孤独やら自分自身やら色々考えさせられる時間で
長期の入院だともっと心細いんだろうなと思いました
結局明け方まで眠れませんでした
朝食は続く痛み以外は調子が良くなっていたので、あっさり食べきれて
その後着替えを済ませて午前中には退院出来ました
それからは通院とリハビリが始まります
仕事は変わらず、迷惑をかけながらできる範囲の事のみ
お客様を担当できない歯がゆさを毎日感じながら
受付が主だったのでフロントの大変さがとても身に染みました
朝病院に行ってから出勤させていただく日もあり
だいたいがレントゲンの診察とリハビリをします
骨折した所にしっかりとプレートとボルトが入っています
思ったより早く
術後5日で固定具が取れた時は感動しました!
この直後、固定のムレと臭いとの戦い…
何度も何度も手を洗いました
リハビリはバイブラ浴で温めた後に
ストレッチやマッサージで患部をほぐしていきます
このリハビリ室の窓から見える朝日が好きでした
なんだか自分の心にまで光が差し込んでくるようで
その後、手術から12日後に抜糸
(抜糸前はグロいのでモザイクしてますが縫われている傷口が非常に生々しいです)
抜糸とともに水に濡らしてOKが出たので、
この日からお客様への施術に復帰が出来ました!!!
この時の最初のひとハサミを入れる時の緊張感はとんでもなかったです!
固定具を外してからはちょくちょくハサミを持ってリハビリしてたのですが、実際に人の髪を切るのとはわけが違います!
緊張と戻れた嬉しさが入り混じった感情の中
ただ復帰して担当してもらえる事をお客様に喜んでいただけたのが素直に嬉しかったです
最初は右手の薬指から小指にかけての動きに違和感がありましたが
それも日々の仕事とリハビリで徐々に無くなっていき
今では若干の曲がりの違いは有るものの
ほとんど左右の違いもありません
握力もほぼ戻りました
傷口も少しずつきれいになっていき
骨折の亀裂も少しずつ狭くなっていっています
あれから3ヶ月
病院通いも次回で最後になる予定です
きっと自分よりもっと苦しい状態から這い上がった方もいると思います
そんな方へはただただ尊敬の気持ちしかないですが、
自分にとっても“手が使えない”というのはとても大きな出来事でした
一度壊れたこの手が再生するまで
自分の中でもたくさん考える事や、自分自身と向き合う事がありました
そして迷惑をかけながらも支えてくれた家族、お店、スタッフ、お客様に対して
申し訳ない気持ちと感謝の思いでいっぱいです
長々と最後まで読んでいただきありがとうございございます
ひとまとめとして、これからも気を引き締めてやっていきたいと思います
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